どうも、Joy@そろ勉です。
この記事では、本の読み方をお伝えします。お話しするのは、「自分を読み込む読書術」についてです。この読書法を実践することで、最小の読書量で最大の変化を生み出すことができます。「たくさん本を読まないと~」っていう「多読病」に罹っている人はぜひ参考にしてみてください。
多読病の罠
「多読病」に罹っている人の多くは「本を読み終えること(見終える)」ことを目的にしてしまっていることが多いです。だから「今月は50冊読んだ」とかいうことに満足感を覚えてしまうのです。
しかし、「本を1冊読み終える」ことを目的にしてはいけません。読書の目的は、本を読むことで「人生を良くする」ことだからです。本を通読したことなんて誰も評価してくれません。「今月は50冊読みました!」って言われても、「で?」って言われておしまいです。
一般的に、1冊の本の中で本当に重要なことは15%しかないと言われています。85%は無駄なのです。だから、ここに時間を使ってはいけません。ここに時間を使うと「読書をすること」が目的化して自己満足の人生になってしまします。ですので、はじめから85%は切る覚悟で読むようにします。
自分を読み込む読書術のステップ
今日ご紹介する「自分を読み込む読書術」では、15%も要りません。場合によっては1冊あたり数行読むだけで人生が変わります。
では、「自分を読み込む読書術」の手順を説明します。
ステップ1:
まず目次を見て自分が興味がある項目を探します。
ステップ2:
その項目のページを開いて、見出しをパラパラっと見たり太字の箇所を読んだりします。その中で、「これは凄い!」と感じる箇所を探し出します。
ステップ3:
その気になった箇所を精読します。精読とは、暗記できるレベルで読み込むことです。例えば、気になった箇所が5行しかないとしたら、その5行に命を懸けて深堀りします。その文章の単語一つひとつの持つ意味を分解するように読み込みます。そのフレーズは、“自分にとって”どう関係しているのかを脳ミソがちぎれるくらい思考します。そうすれば、記憶しようと思わなくて、ソラで言えるくらいになります。
活きる精読とは?
より具体的に言いますね。そのフレーズを、自分の「過去・現在・未来」に照らし合わせるのです。自分の「過去・現在・未来」の経験と照らして何を意味しているのかじーっと考えてみるのです。
過去の自分の経験したこととどう繋がっているのかを考えます。
現在の自分の状況とどうつながるのかを照らし合わせます。
そして、じゃあ未来にどう活かしていけばいいのか、何を行っていけば良いのか、という構想を練ります。
これが精読です。自分の「過去・現在・未来」との連想記憶が強固になるので、1回読んだだけでも忘れることはなくなります。
つまり、文章という「抽象世界」を自分の「過去・現在・未来」に当てはめることで、「現実世界」に引っ張り出してくるのです。これが、本当の意味で、本に書かれていることが、自分の人生に「生きる」ということになります。
よく「本を読んでも人生が全く変わらない」という嘆きを聞きますが、それはこういう作業をしていないからです。究極、ビジネス書は1行でいいんです。人生を変える1行に出会えるかどうかなんです。この「人生を変える1行を見つけるために本を読む」というマインドが極めて大切です。
速読は必要ない
また、「速読できないから、読書ができない」という人がいますが、速読できるかどうかと本から知恵を引き出せるかどうかは、全く関係がありません。思考することから逃げているだけです。
思考することから逃げないでください。”速読幻想”は捨てて、この「自分を読み込む読書術」を試してみてください。脳ミソに汗をかいてください。きっと、「本を活かす」ってこういうことなんだ、ということが分かっていただけるかと思います。(実は、こういった作業を繰り返していると、本を読むスピードも自然と速くなります。)
以上、自分を読み込む読書術でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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P.S.
多読、速読は否定はしません。それはそれでとても意味があります。これらについてはまたの機会に「そろ勉式」の方法を紹介しますねー。
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