どうも、Joy@そろ勉です。
日本を代表する起業家、サイバーエージェントの藤田晋社長の新刊、『起業家』を読みました。まえがきからグイグイ引き込まれて一気に読み切りました。インターネットビジネスで1400億円超の企業を作った藤田晋さんの困難を乗り越えたマインドが学べる熱い起業本です。
ベストセラーとなった前作『渋谷ではたらく社長の告白』の続編との位置づけで、その後の起業物語が語られています。あれから8年も経つのですね。
『起業家』の読みどころ
まえがきと最後に2度引用されている、THE BLUE HERBのラッパーILL-BOSSTINOの言葉が胸に刺さります。
孤独、憂鬱、怒り、それを3つ足してもはるかに上回る希望
これこそまさに起業家精神の本質ではないでしょうか。
また、アメーバブログ事業を成功に導いた要因として紹介されている幻冬舎の見城徹さんの言葉も起業家精神を表す名言です。
「全ての創造はたった一人の『熱狂』から始まる」
「新しいことを生み出すのは、一人の孤独な『熱狂』である」
言葉どおり、サイバーエージェントのアメーバ事業は藤田社長一人の孤独な「熱狂」からはじまったことが本書を読むとよく分かります。「”ない”から創る」のが起業家の本質なのです。
今でこそアメブロは一番集客力のあるブログですが、サービスの開始当初は酷いものだったそうです。
「サイバーさんはアメーバさえやらなければ良い会社なのにね」
なんて揶揄されたりもしていたそうです。
そんな状態から、藤田社長は「ページビュー数を伸ばす」という一点に集中し、「収益は一切見ない」という方針を打ち出します。センターピンを見定めて、一つの目的だけにフォーカスするというのは本当に重要ですね。
結果、アメブロは短期間で300億ページビューを達成し、アメーバピグなどのヒットもあり、サイバーエージェントの根幹事業となったのです。
また、本書では、盟友・ホリエモンこと堀江貴文さんとのエピソードも豊富に盛り込まれていて、大変興味深い内容でした。
堀江さんが保釈となったときに「溜まっているだろうという意味を込めて、ア○ルトDVDをプレゼント」したというエピソードとか、ほのぼのして良いですね。
起業家志望の方はもちろん、歴史を知る意味でアメブロユーザーにも読んで欲しい一冊です。
【そろ勉チェック】
今だから笑える話も、当時はただもどかしくて、悔しくて、見返したくて、いつか全員黙らせたくて。
「孤独、憂鬱、怒り、それを3つ足してもはるかに上回る希望」
起業家という職業自体が若者にとって憧れの対象にならなければ、日本社会で起業する人の数を増やすことはできない
「全ての創造はたった一人の『熱狂』から始まる」
「新しいことを生み出すのは、一人の孤独な『熱狂』である」
「絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ」私は見城さんが贈ってくれたこの言葉を、いつも胸に刻んでいます。
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