2013年以降は、岡田斗司夫さんの『いいひと戦略』で決まり!

いい人戦略

どうも、Joy@そろ勉です。
社員が社長に給料を払うという新しいコミュニティ「FREEex」を主催する岡田斗司夫さんの新刊『超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略』を読みました。新しい社会である「評価経済社会」を生き抜くための戦略、「いいひと戦略」を解説した一冊です。

本書で述べられているのは、「性格を良くして”いいひと”になりましょう!」ではなくて、「本当の性格なんてどうでもいいから、あくまで”戦略”として”いいひと”に振る舞いましょう!」というメッセージです。だから、「いいひと戦略」なんです。あくまで戦略と割り切るあたりが、岡田斗司夫さんらしいですよね。

一般に言われる「人の性格」とは、「戦略」の違いに過ぎず、自分の利益を最大化する方法に過ぎないといいます。昔のホリエモンみたいに「嫌な人戦略」が有効だった時期もありましたが、今の社会では「いいひと戦略」をとることが最も「得をする」戦略であり、ホリエモンも「いいひと戦略」に方向転換したが故に、刑務所の中に入っているにも関わらず多くのファンがいる人気者に返り咲くことができたのだといいます。

そして、「いいひと」に価値が置かれるようになった背景として、「いいひと」の兌換性を保証するものとして、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が現れたことが大きいと書かれています。

実は、Joyはこの本の元になった講演会も聞いているのですが、初めて聞いたときは、目から鱗というか、かなり衝撃でしたね。

これまでに見たことも会ったこともない人から評価されるようになったハイパー情報化社会では、「いいひと戦略」こそが最適化された戦略です。それも、身近な人だけに取っていれば良かった旧型の「いいひと戦略」から発展し、ネットに対応した上位バージョンである「いいひと戦略2.0」こそが現代最高の戦略であり武道であるといえるでしょう。

本書では、ビジネスは「ダメな業界」だとか、「お金は非効率」とか、「自己啓発本は無意味」だとか、個人的には首肯し難い意見もあるのですが、「これからの世の中、いい人が得をする」というのは納得できます。

あのグーグルでも、「どんな人を採用したいか?」という質問に対して、「我々が求める人材は、good natured personだ」と言います。「good natured person」とは「いいひと」というような意味らしいです。

そして、本書では、「いいひと」になるための方法が、ステップ・バイ・ステップで公開されています。前作「スマートノート」もそうでしたが、こういった実践しやすい形に落とし込んでくれるところが、岡田斗司夫さんのノウハウの秀逸な点です。

「いいひと」になるための6ステップは以下のとおりです。

助走:フォローする。
離陸:共感する。
上昇:褒める。
巡航:手伝う、助ける、応援する。
最加速:教える。
軌道到達:マネー経済から抜け出す。

※ 「いいひと」を本気で目指したい方は、本書を買って詳細をご確認ください。

そして、「いいひと」キャラクターで「キャラクター上場」することで、「コンテンツ(Content)」「コミュニティ(Community)」「キャラクター(Character)」の3つが互いに影響を及ぼす「3C」構造を構築することが、目指すべきゴールだといいます。具体例として、勝間和代さんの「勝間塾」や、橋本徹さんの「大阪維新の会」、東浩紀さんの「ゲンロン友の会」などが挙げられています。

岡田斗司夫さんの本って、その内容の妥当性はもとより、「独特のへ理屈」が面白いんですよね。

岡田斗司夫さんは、Joyがずっとベンチマークしている人物の一人です。岡田斗司夫さんを追いかけていけば、かなり「面白い世界」を見せてもらえそうだからです。これからも岡田斗司夫さんの動向はフォローしていきたいと思います。

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