レオ・バボータ著『減らす技術 The Power of LESS』を読みました。【書評】

減らす技術

尊敬する方が、レオ・バボータ著『減らす技術』を勧めていたので、再読してみました。発売当時に読んだときには、それほど感銘を受けることはなかったのですが、今はこの本の価値が分かります。めちゃくちゃいい本です。

以前読んだときの印象がそこまで良くなかった理由は、後半の細かいテクニックの列挙に強度を感じなかったからです。前半の半分くらいで十分で、後半は参考程度にサッと目を通す感じで良いのではないかと。もう一つの理由は、翻訳が癒し系風味なのが個人的趣味に合わなかったからでしょうか。

この本で言っていることは、とてもシンプルです。

1.大切なことを見極める。
2.それ以外のものを取りのぞく。

これだけです。シンプルなんですが、ここで言っていることはとても深いです。

「やるべきことを単純にする」というのは本当に大切です。これは意識しないと、どんどん複雑になっていきます。「やった方が良い」という程度のことは、山ほどあるからです。

私たちの有限の本当に貴重なエネルギーを分散させてはいけません。この本で述べられているように、本当に大切な「たった一つのこと」にエネルギーを集中して投下するべきです。

成功者を分析してみると、皆、はじめは多くのことをやっていないことが分かります。その代わりに少数のことだけに鬼神のごとく集中して力を注いでいます。この「選択と集中」が大きな成果を出しているのだと思います。

実際には、やるべきだと思えることのほとんどがやる必要のないことだったりします。やったとしても成果につながらないことである場合が多いです。

成功者は成果にフォーカスしています。やるべきことを選び抜く必要があります。つまり、切り捨てることをはっきりと決める必要があるのです。

そして、ほとんどの人が上手くいかないのは、「やるべきことが間違っている」のではなく、「やらないでもいいことまでやろうとしている」ことが原因であることが多いです。

今やっていること、これからやろうとしていることは、本当にやる必要のあることなのか?これを徹底して検討して、大して必要のないことであるならば、やらないようにした方がいいです。ちょっと面白そうとか、ちょっと人に勧められたからといって、あれこれ手を出していては、結局、何も達成できずに終わる可能性が高いです。

あと、この本に書かれている「マルチタスクはやめて、シングルタスクに徹しよう」という提案にも大賛成です。「一度にたくさんのことを同時に処理している」なんて言うと「できる男(女)」みたいで格好良いですが、この並列処理の習慣は「百害あって一理なし」だと断言できます。もっと「今」目の前のことに集中するスキルを磨き上げていくべきです。これは訓練あるのみです。

そろ勉チェック:電撃フレーズ

自分が受け入れることに「制限を設ける」こと。つまり、すべてをやるのではなく、大切なことだけに集中して、自分の時間を最高に効率よく使うことだ。

今日のTO DOリストの数は3つだけ。

「1度にひとつ」のゴールだけに集中する。私はこれをワン・ゴール方式と呼んでいる。あれもこれもいっぺんに手を出さずに、いつも「1度にひとつ」だけに集中する。これがポイントだ。

私のブログの読者の大勢の読者から「1日はみんな同じ24時間なのに、どうしてそんなに多くのことを達成できたのか」と質問を受ける。私の答えはこうだ。「制限を設けて、本質に迫ることだけに集中したからだ」こうすれば必ず達成できるのだ。

朝一番にもっとも重要なタスク(MIT:Most Important Task)をかたづける。MITが終わるまで、ほかのものにいっさい手をつけない。終わったら、ごほうびにほんの少し休憩をとって、次のMITへ。午前中に2つか3つ達成できれば、午後からの時間はオマケをもらったようなものだ。

【12の基本習慣】
1.毎朝3つ、その日のMITを決める。
2.シングルタスクを徹底する。あれこれ切り替えない。
3.”受信トレイ”を空にする。
4.Eメールのチェックは1日に2回だけにする。
5.毎日5~10分エクササイズする。
6.インターネットの接続を切って仕事をする。
7.毎朝のルーチンをこなす。
8.野菜とフルーツを毎日たくさん食べる。
9.デスクまわりを整理整頓する。
10.ショート・リストにない頼まれごとに「ノー」と言う。
11.1日15分、家の中をかたづける。
12.「Eメールの返事は5文まで」を守る。

【「ワン・ゴール」方式】
1.ワン・ゴールを選ぶ
2.サブ・ゴールにブレークダウンする
3.週間ゴールを決める
4.今日取り組むタスクを決める

シンプル・プロジェクト・リストの3つすべて達成するまで、二次リストには手をつけない。

あなたの1日をつかさどるのは、スケジュールではなくMITだ。

3つのMTIを達成するには、1度にひとつのMITに集中して、それを繰り返そう。MITをきちんと達成するまでは気を散らさないこと。むずむずとほかのことがやりたくなってきたら、そっと手元のタスクに意識を戻せばいい。それを続けていれば、すぐにMITを簡単にやっつけられるようになる。

Eメールは朝一番にチェックしてはいけない。
まずは、自分が「今メールをチェックしている」ということをしっかりと意識することからはじめよう。

今メールをチェックすることと、ゴールを達成することと、どちらが大切だろう。メールをチェックする代わりに重要なタスクをやり終えること、ワン・ゴールを目指すことに集中しよう。そうすれば、また一歩夢に近づける。

↓今は新装丁版が出ています。

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